デジタルメディア入門

受講生の皆さん、今晩は。

原研哉さんの「日常の未知化」から始まるデザインのデザイン、デザインの根源に関わる思想に触れましたが、それは同時に人生を活性化する普遍的な方法でもあり、無闇に老けてしまわないための秘訣でもあることを知りました。また、原さんの考えは、前田ジョンさんによる「デジタルの後(未来)」は「過去」にあるという指摘と深く共鳴するものでした。

「G型しょうゆさし」のような身近な生活用品、しかも小物への新鮮な眼差し、そしてできるだけ多くのモノを「未知化」する遊びをマイ・ブームにしてみるとよいかもしれません。いわゆる「プロジェクト」はすべてその延長線上の展開なんですから。

今回は「スタイルシート:外部ファイル読み込み方式」の実演が尻切れとんぼになってしまいました。そこで、メインサイトの方に「練習用ファイル1206圧縮版」を用意しましので、活用してください。前回同様に「窓の杜」から解凍ソフト(フリー)を手に入れてください。今回はZIP形式だけですから、Lhasaという解凍ソフトを使ってください。

練習用ファイル1206圧縮版 http://homepage.mac.com/mikami_m/nowhere/archives/education/digital/mate_b/DM1206.zip
窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/extract/extracter/


解凍されると「DM1206」というフォルダになります。その中に、「sample.html」と「css」があり、「css」の中に「style.css」が入っています。今日の授業で解説したように、sample.htmlにstyle.cssへのリンクがあり、style.cssに記述されたスタイルがsample.htmlのセレクターに適用されるわけです。次回の授業でも解説しますが、style.cssの記述をじっくり解読してください。特に「p」に関しては「クラス」と「ID」を使っています。「ウェブ入門」にも解説がありますから、参考にしてください。ジオシティーズ等に利用したい場合は、基本ツールの「FTP、EZアップロード」を使ってください。

スタイルシートをマスターすると、例えば、画像やスクリプトを使わなくても、ウェブらしいデザインとちょっとしたインタラクションを実現でき、しかも非常に軽快なページを作成することができるようになりますから、これを機会に是非マスターしてください。