気分はハレ、科学的にも「晴れ」

札幌、ハレ。屋外の明るさと気分から文句なく「ハレ」と感じたが、小学校の理科で習ったはずだが、すっかり忘れた科学的な「晴れ/曇り」の境目がちょっと気になって、気象庁に問い合わせたら、「晴れとは、全天を覆う雲の量が8割以下の場合で、9割以上あると曇りになります。 雲量が1割以下の場合は快晴です。」という回答だった。すぐに8割と9割の「間」はどうするんだろう、と疑問が湧いたが、今朝の空、全天の雲の量はせいぜい7割と見た。科学的にも「晴れ」でよしとしよう。だからといって、科学的な定義を私の実感より優先するつもりは毛頭ないのだが。




昨日に比べ、雲の種類と形がバラエティに富んでいた。散歩中、空を見上げてばかりいた。


藻岩山そのものよりも背後から覆い被さらんと見える雲に目が行く。

フェンスで囲まれた原生林の端っこ、藻岩神社と接した一角には管理人さんの家がある。その家とフェンスのわずかの隙間に低木が数種類ある。植えたようには見えない。伐採しないで残っている感じ。毎朝目に入っていたはずなのに、よく見ずに通り過ぎていた。その内の一本は、よく見るとエゾノコリンゴだった。タンポポ公園のものに比べると果実はあまりに小さくて別種に見えるが、よくよく見ると同じ形態だった。「昔」はこの近辺にも、この野生の林檎がたくさん生えていたんだろうなとその景観を想像した。

久しぶりに、ツララの「アート」を見た。この木には「才能」がある。

ほとんど氷と化した根雪に丸い穴が開き、下水道に通じるマンホールの蓋が覗いていた。蓋と根雪の間には5cmくらいの隙間がある。この穴を見ると、「春の到来」を感じる。でも、今朝の気温は零下2、3℃。北風は冷たかった。