百合、南瓜、玉蜀黍、豌豆、蓬菊

札幌、晴れ。

藻岩山。久しぶりに青空が背景だ。

強烈な存在感のユリ(Lily, Lilium)を見かける。花弁が固そうだ。何ユリなのかお手上げ。ここを見るかぎり、次のどれでもない。「カサブランカスカシユリ(透百合),テッポウユリ(鉄砲百合),オニユリ(鬼百合),コオニユリ(小鬼百合),ヤマユリ(山百合),タカサゴユリ高砂百合),カノコユリ(鹿子百合)」。

日陰のカボチャ(南瓜, Pumpkin, Cucurbita maxima)の花に惹かれた。

南へ向かう散歩の復路の一景。こうして見ると特に何もなく、寂しいかぎりだ。こんな道を散歩して何が楽しいのかと思われるかもしれない。実際には、毎朝発見にも事欠かないのでそれなりに楽しんでいるが、それでも時にはやっぱり少し寂しくなる。でも、かりに新宿歌舞伎町の通りを歩いたって、大して変わらないとも思う。でも、路地の残る下町を歩けば、かなり違うとは思う。hayakarさんがちょっと羨ましい。

トウモロコシ畑では、苗植えの時期を少しずつずらした3つのグループのトウモロコシ(玉蜀黍, Corn, Zea mays)たちがそれぞれ順調に生長を続けている。第一グループはすでに丈1メートル50センチは超えたろうか。大きな葉に護られるようにしてある花か実が見えた。

近所の通りに面したお家の庭では、トウグミとヤマグワ、そしてこの実をつけた木がところ狭しと枝を絡み合わせていて、一見では境界は見定めがたくなっている。これは白いサクラ系の花を咲かせていた木である。果実がまだ未熟なせいもあって同定できない。

近所の空き地と空き家をいつもより低い視線で眺めただけで、風景は一変した。当たり前だ。

近所の小さな畑で、多分エンドウ(豌豆,Green pea)ではないかと思うマメ科の白い花が咲き始めた。

家裏にいつの間にか生えていたこれは英名由来のタンジーが通り名のヨモギギク(蓬菊, Tansy, Tanacetum vulgare)のようだ。