秋桜、大姥百合、桔梗、紫陽花、梅、洋種朝鮮朝顔、ツクツクボウシ

札幌、晴れ。乾いた弱い風が吹く。

藻岩山。

すでにコスモスはあちこちで花盛りだが、白いコスモス秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus)を初めて見る。コスモス(Cosmos)は、キク科コスモス属の総称で、単に種としてのオオハルシャギク(大春車菊)を指す場合もあるという。

原生林内のオオウバユリ(大姥百合, Cardiocrinum cordatum)はみな花を終え、葉は枯れはじめた。フェンス越しにその群生を撮るも、ピントがフェンスに合ってしまった。冬の間、細い棒が乱立しているように見えたのは、オオウバユリだった。

ちょっと気に入っているキキョウ(桔梗, Balloon flower, Platycodon grandiflorum)の群生。

冬の間エゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)ですっかり馴染みになったタンポポ公園に風太郎の給水に立ち寄ったとき、隣接するお宅との境界をなす金網越しに、アジサイ(紫陽花, Hydrangea)が目に留まる。花を包む斑入りの葉が良かった。

白い花しか咲かないと主人が嘆いていたお宅の庭のオイランソウ(花魁草, Phlox, Phlox paniculata)が「本来の」ピンクの花を咲かせ始めた。

春にはサクラの仲間の花がなかなか見分けられなくて、果実をつける時期まで待とうと思ったが、次から次へと咲く花に目を奪われているうちに、葉だけになった樹にはあまり目が行かなくなっていた。それでも、大きなサクランボの実、ネクタリン(桃)や洋梨の果実から、春には同定できなかった樹を確認してきた。今朝は二種の樹が目に留まった。

これは何だろうか。

これは(Ume, Prunus mume)だった。

昨日、お庭の通行を許可してくださったKさんが、今朝はご自慢のアサガオ朝顔, Japanese morning glory, Ipomoea nil)の中に隠れるようにして、実は豆が育っているという秘密をこっそりと教えてくださった。薄い緑の細長い鞘だった。インゲン(陰元, Dolichos lablab)のようだった。

朝の散歩で巡る町内で、ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔, Datura stramonium)が生育しているのは7月12日7月20日、そして7月25日に記録した一カ所(A地点)だけだと思っていたが、もう一カ所(B地点)あった。かなり大きく生長していた。A地点は野菜と花が共存した広い畑の隅で、今朝見つけたB地点は通りに面したあるお家の花壇だ。他の園芸植物と一緒に明らかに意図的に植えられている。ちょっと驚いた。

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サフラン公園で一休みしていたら、ツクツクボウシ(Meimuna opalifera)の鳴き声が。思わずビデオに切り替えた。姿は見えなかった。
the singing of a cicada, 6sec.