サワグルミ、ニセアカシア

札幌、曇り。夕方一時雷雨。今年一番の蒸し暑さ。今朝は散歩に出てしばらくしてからデジタル・カメラにバッテリーが入っていないことに気づいた。充電のために外していたことをすっかり忘れていたのだった。今日の写真記録はなし。

昨日から、原生林の多種多様な樹木に目が向くようになった。それまでも毎朝見てはいた。実際に葉の形、枝振り、樹皮の特徴、花のつき方などから「違い」は見分けてはいた。しかし、それぞれを同定するまでには至らなかった。その気にはならなかった。目立つ草や低木の花や実の方に心奪われて、高木の存在はどちらかといえば景観の背景に退いていた。ところが、昨日記録した黄檗への興味から、黄檗をそれとはっきり見分けられる(同定できる)ようになりたい、そのためについでに他の高木もちゃんと見分けられる(同定できる)ようになりたいと急に思いはじめたのだった。それで、実は昨日二種の高木の葉と幹の写真を撮ってあった。しかし、昨日は同定にまで手が回らず、今日なんとか同定することができた。共に樹高15メートルくらいである。


これはサワグルミ(沢胡桃, Japanese Wingnut, Pterocarya rhoifolia)。クルミ科の落葉高木。図鑑によっては生育分布は北海道の渡島以南とあるが、北大植物園をはじめ、札幌近郊でも生育している例は少なくない。


これはニセアカシア(Locust tree, False acacia, Black locust, Robinia pseudoacacia L.)、別名ハリエンジュ(針槐)だと思う。マメ科の落葉高木。幹は縦に深い裂け目ができるのが特徴である。