ヤマキマダラヒカゲ、フヨウ、ギボウシ、オオマルハナバチ、ケヤキ

札幌、曇り。湿度高し。ミスト・サウナ状態。

家を出てすぐに雨に濡れた車のボンネットの上で休んでいた蝶が目に飛び込んできた。弱っているのか、カメラを近づけても逃げない。ヤマキマダラヒカゲ(山黄斑日陰, Neope niphonica)。鱗翅目ジャノメチョウ科。

藻岩山(Mt.Moiwa)は厚い霧に被われてまったく見えない。


いつもは通らない道で、初めてフヨウ(芙蓉, Confederate rose, Hibiscus mutabilis)を見た。しかも二カ所で。この近辺にはタチアオイ立葵)しかないと思い込んでいたので、意外で嬉しかった。中上健次を象徴する「夏芙蓉」を思い出す。

毎朝チェックしていたギボウシ(擬宝珠, Day lily, Hosta)の蕾が開き始めた。二匹のオオマルハナバチBumblebee, Bombus hypocrita)が花から花へとせわしなく飛び回り、花弁の中に頭を突っ込んでいた。


今朝、金網越しにちょっと観察した原生林の高木の葉と幹の様子。幹には他の低木の葉が少なくとも三種絡み付いている。樹高15メートルくらい。枝を放射状に広げ、葉は小さく密生していて縁は鋸状。直径50センチくらいの幹の樹皮はまだらに剥がれ落ちそうな表情。ケヤキ(欅, Zelkova tree, Zelkova serrata)だと思う。