ネムノキ(合歓木、silk tree)

札幌、曇り。湿度高し。

藻岩山。

なぜか、ごみステーション横の電柱の傍に石の彫物が置かれていた。何だ?と思って近づいてみると、蛇が浮き彫りになっていた。んーん、なかなか不気味だ。どんな記憶が宿っているのかと不図思った。誰かが処分に困って捨てたのだろうが、こういうことをすると、他人はもっと困るんだよな。


今朝は藻岩山に向かう道をいつもより二丁先まで行った。緩やかな坂道を登り小高い場所から振り向いたら、初めて見る風景が広がっていて感動した。道の突き当たりに半島状に突き出した小山に名前はない。その左手に硬石山(こうせきやま, 371m)がうっすらと見える。

自宅裏から、隣接する一段低い土地にある、我が家より数段立派なお宅の庭を俯瞰することができる。今までまったく気づかなかったが、ネムノキ(合歓木、silk tree, Albizia julibrissin)の花を初めて見た。北海道では生育しないと思っていたので驚いた。英名の通り、絹糸のように伸びているのは雄蕊である。「飛ばないんですよ」とはご主人の弁。