ノイバラ、キダチチョウセンアサガオ

札幌、小雨。

雨に濡れたノイバラ(野茨, Rosa multiflora)の実が美しい。

藻岩山は濃い霧のなかで見えない。「霧、霞、靄」の使い分けが時々分からなくなる。メモしておこう。

霧(動詞「きる」の名詞形, fog)
地表や水面の近くで水蒸気が凝結して無数の微小な水滴となり,浮遊している現象。発生場所によって海霧・山霧・盆地霧・川霧などに,また生因によって放射霧・移流霧・蒸気霧・前線霧などに分けられる。(季)秋。(平安以後,秋のものを「霧」,春のものを「霞(カスミ)」と言い分ける風があった)

霞(かすみ, mist)
空気中に浮遊するごく小さな水滴・ちりなどのために,遠くのものがはっきり見えなくなる現象。また,そのために,山腹などに帯状に見える薄雲のようなもの。普通,春のものをいう。(季)春。「―がたなびく」

靄(もや, haze)
空気中に小さい水滴や吸湿性の粒子などが浮遊し,遠方のものが灰色にかすんで見える状態。視程は1キロメートルを超え,霧よりは見通しがよい。

(『大辞林』第2版より。英語はとりあえずの対応。)


REAL ESTATE!四軒の空き家が建つかなり広い土地が売りに出された。ツタンカーメンのエンドウ(King Tut pea)の花がまだ咲いていて、ヌルデ(白膠木, Rhus javanica Linn)の木がある土地。

トウモロコシ畑ではトウキビ(Corn)の収穫がほぼ終わった。

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昨日の夕方、買い物に行った先の人通りの多い道に面した場所で、下を向いた巨大なラッパ型の白い花を見た。引かれるように近づいてしばし観察した。やはり、Daturaの仲間だった。キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔, Datura suaveolens)。英名Angel's Trumpet。なるほど。