テングタケ、ベニシタン

札幌、晴。爽やか。

藻岩山。

藻岩神社前の道端の草むらに昨日見たのとそっくりのキノコを見つける。テングタケ(天狗茸, Amanita pantherina (DC.:Fr.) Krombh.)だと思う。

母子寮前の歩道にひらがなの「か行」と「ききゅう」の絵がプリントされた正六面体の木製のピースが落ちていた。色々と思い出したり、連想したりした。

ある空き家の廃庭から小路に枝を張り出した低木(未同定)が私は好きだ。毎朝そのすぐ傍を通り、枝葉に触れる。ところが、世間にはそれを見咎めて、あわよくば勝手に切ろうとする者がいることを耳にして驚いた。その理由は、自転車通行の邪魔になるからというものだった。しかし、車もほとんど通らないその道で、しかもその張り出した枝に触れるような道の端を自転車で走行する者などいるとは考えられない。実際に見たこともない。おそらく本当の理由は、「気に入らない」からだと推察する。庭から外にはみ出しているのが気に食わない。家主は長い間不在の空き家の庭に生えている木である。勝手に切っても問題ないだろう。おそらくそう考えたのだろう。そういう狭い料簡が私は好きではない。無頓着すぎるのだろうか。

近所のあるお宅の庭のベニシタン(紅紫壇, Rock cotoneaster, Cotoneaster horizontalis)が少し色づいてきたような気がした。