落ち葉、野茨の営実

札幌、雨のち曇りのち晴。肌寒い。

雨上がりの朝、藻岩山の頂には雲がかかっていた。

「ヤクルトおばさん」の自転車が眩しかった。

路上の落ち葉に目が行く。最初大きなカエデの葉かと思ったが、よく見るとプラタナス(Platanus orientalis)だった。

ナナカマド(七竈, Mountain Ash, Rowan, Sorbus commixta)。ナナカマドはバラ科であることを忘れていた。

オニグルミ(鬼胡桃, Japanese walnut, Juglans mandshurica subsp. sieboldiana)。

イチョウ(銀杏, Ginkgo biloba)。

好きなサクランボ、セイヨウミザクラ(Wild cherry, Mazzard, Prunus avium L.)の木の太い枝が切られていた。理由が分からない。

久しぶりに、あるお宅の二階のベランダから風太郎が威嚇された。しかし、ズームしてみたら、陽を浴びて気持ち良さそうに目を瞑っていた。

毎朝見るあるお宅の庭のノイバラ(野茨, Rosa multiflora)の果実。下手に色々と調べたせいで、少しずつ色づいてきたその美しさを味わうよりも先に、営実(えいじつ)としての薬効のあれこれが連想されてしまう。