札幌、晴。静かな朝。雪かきする人もいない。キュッ、キュッという雪を踏みしめる靴音が耳に響く。前方の電線にスズメよりも一回り大きな肥えた野鳥が二十羽近く止まっていた。一瞬、ヒヨドリかと思ったが、ヒヨドリ(鵯、Hypsipetes amaurotis)にしては尾は短く体型がずんぐりしているし、こんなに集団で揃った行動をとっているのを見たことがないし、何だろうと思いつつ、シャッターを切った。
帰宅後、『フィールドガイド日本の野鳥』で調べたら、コムクドリ(小椋鳥, Red-cheeked starling, Sturnus philippensis)だった。ムクドリ(椋鳥, White-cheeked starling or Gray starling, Sturnus cineraceus)にしては小型で、翼の白斑が一応の決め手になった。原生林ではヒヨドリが啼きながら樹間を飛び交っていた。
記憶に値するもの(2008-01-22)で「ニセアカシア(Locust tree, False acacia, Black locust, Robinia pseudoacacia L.)の落ち葉」と誤って記録したのと同種の落ち葉。正しくはケヤキ(欅, Zelkova tree, Zelkova serrata)の落ち葉。mmpoloさん(id:mmpolo)のご指摘があって、調べ直した。
これが斑の樹皮に特徴のある落ち葉の主で、最近購入した『樹皮ハンドブック』(非常に薄くてびっくりした。)などで確認した。
- 作者: 林将之
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
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サフラン公園入口の「マトリョーシカ」に見えていた雪塊は、案の定、標準的な雪だるまになっていた。毎年恒例のアイスキャンドルのイベントと連動しているようだが、詳しいことは不明である。
アイスキャンドルは小中学校の通学路の数丁にわたって、歩道と車道の境目に積み上げられた雪の上に整然と等間隔に並べ置かれている。昨年は雪に降られて一晩で埋もれてしまったのだった。