シメに再会、雪だるま第三号

最近衰えぎみの動体視力が少し戻ってきた。スズメの群れの近くを横切って原生林の方へ飛んでいった小型の太った野鳥を見逃さなかった。原生林の管理人さんの家から出る電線に止まった「彼女」をめいっぱいズームして撮影した。

昨日のシメ(蝋嘴、Hawfinch, Coccothraustes coccothraustes)の雌(♀)に違いないと感じた。雄(♂)を見かけないのが気にかかる。昨年はエゾノコリンゴの実が豊作だったタンポポ公園で番(つが)いを何度か見かけたのだった。

今朝は雪だるまを探す目になっていた。でも、やはり見ない。これはすでに記録した町内の笹の葉を活用した雪だるま第一号。まだ健在である。

あった! 母子寮の敷地の奥の方にそれらしき姿が小さく見えた。通りからはかなり距離がある。自信はなかったが、めいっぱいズームして撮影した。雪の滑り台の背後にたしかに雪だるまがある。第三号。

雪だるまを探す目には、こんな綿帽子を被った庭木たちも目立つようになった。

昨年末からずっと雪に埋もれたままの車。おかげで、雪が地層のように綺麗に層をなし、何回降雪があったか目に見える。

実は、昨夜から「独り雪だるま祭り」を考えている。すでにある「ツララ雪」(写真)とは別に、ちゃんとした、気持ちの入った雪だるまを作るという計画である。今朝は散歩から戻り、ツララ雪の周りに積もっていた雪をきれいに除けた。その雪を大雑把に積み上げた。明日以降毎朝少しずつ雪だるまを作るつもりである。楽しみだ。というのも、実際に家に幼い子や孫がいる/いないに関係なく、あくまで大人が大人として大人のために大人自身の手でささやかな雪だるまを作る喜びを知るって大事なことだと思うから。昨日引用したheiminさんの言葉に倣って言えば、

人間は雪を見ると雪だるまを作りたくなる生き物なのです(絶対)。

という大人になるとほとんど忘れてしまっている真実を深く想起することが目的です(笑)。