クサノオウ、シナノキ、「あかさ/たな/はま/やらわ/ん」、レンゲツツジ

札幌、曇り。強風。大分、京都、名古屋、そして横浜の方から熱風が吹いてきたと錯覚する。

原生林の奥の方に黄色い花がぽつりぽつりと咲き始めた。クサノオウ(草の王, Chelidonium majus var. asiaticum)だ。花弁4枚のケシ科。古来薬草として知られる。和名は皮膚病の一種である瘡(クサ)の優れた治療薬であったことに由来し、「瘡(の)王」とも書くらしい。「皮癬草(ひぜんくさ)」という別名もある。「薬/毒」効等の詳細はこちらで。



おっと、サフラン公園入り口のシナノキ(科の木, 級の木, Japanese Linden, Tilia japonica)の根元に黒い長い枝が落ちていた。強風のせいか。シナノキを見上げると折れた痕があった。放っておいたらどうなるかと思いながら、手はその枝を拾い上げて、幹に立てかけていた。よし、いい感じだ。記念撮影した。

そのすぐそばの煉瓦にチョークの落書きがあった。「あかさ/たな/はま/やらわ/ん」。小さな手が声を出しながら一文字一文字つなげて行く仕草が目に浮かんだ。

トウモロコシが着実に生長している。

藻岩中学校裏門横のドウダンツツジ(燈台躑躅, Azalea, Enkianthus perulatusレンゲツツジ(蓮華躑躅, Japanese azalea, Rhododendron molle subsp. japonicum)の花がやっと開き始めた。