キイロレンゲツツジ、ムクさん、ボタン、ヘリグロベニカミキリ

札幌、薄曇り。暖かくなる。藻岩山は少し霞んでいた(→ Mt. Moiwa, May 22nd, 2008)。

道端で咲き誇っている大きなセイヨウタンポポ(西洋蒲公英, Dandelion, Taraxacum officinale)。径4、5センチ。

ああ、黄色のツツジが。キイロレンゲツツジ(黄色蓮華躑躅, Japanese azalea, Rhododendron japonicum)。

ムクさん(18歳)の貫禄の後ろ姿。犬です。念のため。この写真を見た学生が「な、なんですか?」と驚いていた。

ボタン(牡丹, Japanese tree peony, Paeonia suffruticosa)。「立てば芍薬シャクヤク)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは美人の姿を形容することばだが、「芍薬と牡丹の違いは芍薬は枝分かれせずにまっすぐに立つのに対し、牡丹は枝分かれしやすく横張りの樹形になること」(季節の花 - 芍薬)。


自宅玄関脇の止水栓に初めて見るバイオリンのような造形のカミキリムシがとまっていた。ワインレッドの胸部に5つ、前羽に2つの黒い斑がシンメトリックに入っている。見事な昆虫デザイン。調べてみたら、ヘリグロベニカミキリ(Purpuricenus spectabilis Motschulsky)だった。生息地域は日本と韓国に限られ、英名はないようだ。一緒に写っているブルーの小花はワスレナグサ(勿忘草, Forget-Me-Not, Myosotis scorpioides)。