変な夢を見た。
シリコンバレーは海の向こうにあるわけじゃないんだよ、と彼は言った。皆勘違いしてるんだ。
何を?
夢の見方をね。
え?
福岡だって、大分だって、京都だって、名古屋だって、横浜だって、八千代*1だって、札幌だって、その気にさえなれば、いつでも「シリコンバレー」になるんだよ。
え? え?
海の向こうのシリコンバレーに憧れてるだけじゃダメさ。それは灯台下暗し。
え? え? え?
だって、いいものいっぱいあるじゃない。ここにもそこにも。それに早く気づくことだよね。もう遠回りしている場合じゃない。タイムリミットもあるしね。
彼の言葉を聞きながら、私はジョナス・メカスの生きざまを思い出していた。
「どこでもない場所(No where」」を「いま、ここ(Now here)」として真剣に生きること。