札幌、曇のち雨。非常に蒸し暑かった。写真は撮れなかったが、とある空き地ではセイタカアワダチソウの黄色の花が目立つようになってきた。
通りに面した小さな家庭菜園で気にかかっていた大きな蕾が立派に花開いた。ダリア(天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata)だった。山本純士氏の「季節の花 300」によれば、ダリアは「メキシコ原産で、メキシコの国花。18世紀にそのタネがメキシコからスペインに送られ、それをダールさん(あの分類学の父リンネの弟子:三上)が開花させて広まった。ナポレオンの妃ジョセフィーヌがこよなく愛したといわれている。その後品種改良がすすみ、19世紀のヨーロッパで大流行した。日本には1842年にオランダから渡来。」
原生林では花の終わったヒレハリソウ(鰭玻璃草, Comfrey, Symphytum officinale)が遠くからは稲穂のように見える果実をつけていた。ヒレハリソウは明治時代にヨーロッパからやって来た(→ 由来)。