オオウバユリ

札幌、晴れ。風あり。暑かった。

風に揺れるタチアオイ立葵, Hollyhock/Althaea rosea, Althaea rosea)。

今朝は原生林の下草刈りが行われていた。原生林の中で四人、フェンスのこちら側で一人が汗だくになって、電動草刈機を左右に動かしていた。五台のモーターの唸りが原生林に響き渡っていた。原生林のゲートが開いていたので、ちょっとだけお邪魔して、オオウバユリ(大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.)を接写した。

これがid:mmpoloさんが教えてくれたユリ葉枯病に罹病した葉。

蕾みが開き始めていた。罹病していないように見える。

そのすぐ傍には、こんな風に立ち枯れした昨年のオオウバユリが多数残っている。こうして生と病と死の具体的な姿が共存し、頭のなかではそれらのイメージが重なり合い、一種の時の形象を作る。