いざ北へ2008その13 坂ちゃんの情熱の行方

これは主に学生さん向けの情報です。

7月30日開催の「札幌シュポ」に名古屋から飛んで来てくれる、坂ちゃんこと坂東さん(id:keitabando)は「未発表の学術論文を投稿・共有するサイト」My Open Archive (http://www.myopenarchive.org/)の運営で今や全国的に知られる愉快な人です。つい最近、 My Open Archive は国会図書館からも目をつけられました(http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20080711/1215723828)。

「学術情報」と聞くと、ちょっと縁遠いなあ、と感じられるかもしれませんが、どっこい、彼の狙いは「共有」の思想と実践にこそあって、それは古くて新しい私たち誰もが抱えている「欲望と経済」の問題にも深く関係しているはずなんです。

それでも難しそうだなあ、というあなたへ。

それは心を開いて軽快に生きるか、それとも心を閉じて重く沈んで生きるかという生き方の問題にも関係しているのです。あるいは風通しのいい社会がいいか、息苦しい社会がいいかという問題にも。これなら少しはピンと来るでしょ。

7月30日に本人からどんな話が聞けるかとっても楽しみですね。

実は坂ちゃんは札幌に来る直前には、大阪に飛び、その勢いで京都にも立ち寄るようです。坂ちゃんは嗅覚鋭く数々のチャンスを逃さずに世界中、日本国中を蝶のように、ヤンマのように飛び回っている行動力溢れる人でもあるのです。見ならいたいですね。そんな坂ちゃんを京都では中西さんというこれまた愉快な人が虎視眈々と待ち構えています。

面白いでしょ。坂東さんの行動力も凄いけど、それを瞬時に柔らかく受け止める中西さんの懐の深さとそつのないシンプルなもてなしの美学も見ならいたいものですね。私も見ならわなきゃ。ちなみに、「見ならう」とは「盗んで、自分のものにする」ということです。