ユウガオ、ノラニンジン、ツリガネニンジン、エゾトリカブト

札幌、快晴。暑い!


「北海道らしい屋根だなあ」と私の中の誰かが呟いた。


今年もまたあるお宅の庭先でユウガオ(夕顔, Lagenaria siceraria var. hispida)の実がちゃんと生長している。いわゆる干瓢(かんぴょう)が取れるウリの仲間(→ 詳細)。


空き室の多いあるアパートの正面前の道端には、ノラニンジン(野良人参, Wild Carrot, Daucus carota)が花盛り。いわゆるニンジンの野生種のひとつでセリ科に属する。


その同じアパートの側壁際の日陰にひっそりと咲くツリガネニンジン(釣鐘人参, Adenophora triphylla var. japonica, → 薬効)。「ニンジン」という名が含まれるが、こちらはキキョウ科。今はキキョウの仲間の花が目立つ。他にはタチアオイムクゲ。フヨウはまだ。追記。これはツリガネニンジン(花が輪生)ではなく、同じキキョウ科のソバナ(岨菜, Adenophora remotiflora)であることを江別市在住の方からご教示いただいた。花がひとつずつ独立しているのが特徴である。私の植物に関する記憶はようやく「科」レベルに到達したに過ぎないことを痛感する。


ああ、今年もまた同じ場所でちゃんとエゾトリカブト蝦夷鳥兜, Aconitum yesoense Nakai.)の花が咲き始めた。