レポートの採点に追われる中、散歩して、笑顔の練習をした

暑い中、首筋を伝う汗を手拭で拭いながら、約500人分のレポートの採点に追われている。まだ先は長い。仕事、仕事。マネジメント、マネジメント。ところが、目の前には、千葉、名古屋、東京からの土産の数々が障壁のように立ちはだかっている。ついつい、手が伸びて、落花生をポリポリ、ゆかりをバリバリ、メイプルチーズパイをムシャムシャ、とらやの羊羹をモグモグと食べながら、時の経つのも忘れて物思いに耽ってしまう。仕事が中断する。あー、誘惑が多すぎる。

かなり能率が落ちて来たので、一段落したところで、気分転換にカメラを首からぶら下げ、藻南公園内を流れる豊平川までの往復小一時間の散歩に出た。途中、猫に出会い、見知らぬ果実に目が留り、近藤商店でミネラル・ウォーターを買い、堕落した日本への警告の言葉を読み、後藤農園の横を通り過ぎ、豊平川に合流する南沢川で六羽のカモに出会い、栗の実に見とれた。

藻南公園に着いてから豊平川に沿って少し歩いた。滝壺のある断崖の上で一休みする。落下する水音が鼓膜を激しく打つ。心地よい。だんだんと頭の中が空っぽになって行く。岩の上にカメラを固定して川を背景に笑顔の練習をする。坂東慶太(id:keitabando)に対抗するためである。彼が誰からも愛される秘訣はあの爽やかな笑顔にあると睨んでいる。盗まなければ。しかし、ぎこちない。川っぷちで一人でカメラに向かって笑う爺の様子はかなり怪しい。でも、悪くない。どんなんでも、笑顔は悪くない。サッポロビール園でもせめてこれくらいの笑顔を見せられれば、ウェイトレスに声をかけられたかもしれない...。むすっとした表情や不機嫌そうな表情よりはずっとましだ。そう言えば、大分の悠(id:sap0220)やリュウid:Ryu-Higa)もかなりさわやかな笑顔を武器にしているようだ。いつか会うことになる前に彼らを凌ぐ笑顔を手に入れるぞ。一緒に呑みに行くことになるであろう店で勝負だ。何言ってんだか。暑さのせいか。

帰り道、野茨の果実、ハマナスの果実が目に留まった。