暖気


寒気が去り、気温が上がって、昨夜は一晩中雨が降っていた。平地では雪はほとんどとけて消えた。雪だるま計画はお預けだ。日陰の道でも、氷の表面がとけて、ツルツルツルツル、『論理哲学論考』の論理空間のように、摩擦係数が限りなくゼロに近く、まともに歩けない。こういう場合は意識と態勢をスケート滑りに切り替えるのがいい。スーイ、スーイと氷の路面を滑る。しかし、風太郎はそういうわけにはいかない。四輪駆動のしかもスパイク(爪)付きである。難儀した。


真っ白だった、遠くの峰、千メートル級の山々、神威岳、烏帽子岳、百松沢山あたりだろうか、の雪も消えかかっている。通勤途中に石山陸橋で信号待ちの間に撮影。


雲。通勤途中に澄川(すみかわ)の高台で停車して撮影。