お一人ですか?


札幌、晴れ。氷点下2、3℃だろうか、頬が少し引き締まる寒さ。風太郎の部屋まで猫の足跡が続いていた。いないのを確認して引き返したようだ。先日宙に浮くツララがあった同じ場所に新しいツララができていた。これもそのうち宙に浮くのだろうか。玄関先の雪を掃いていた顔見知りのFさんに挨拶すると、今日はお一人ですか? という言葉が返ってきた。はい、と応えるにとどめた。まだだ、と感じた。Mさんの詩の一行にハッとさせられた。「消えゆくものすべてをあなたの地図とした」(月光の中を昨日の雪が舞う(M’s Library, 2009-02-04))。