コンビニでの会話

通勤途中にコンビニに立ち寄って、昼飯用の弁当などを買ったとき、レジでくじ引きが一回できると言われて、差し出された箱に右手を突っ込み、当るはずがないと思いながらも、ちょっと迷って、一枚のカードを引いた。

「お客さん、当たりです!」
「え? 何?」
「缶コーヒーです! ラッキーですね!」
「へー、珍しい。ついてるなあ。でも、これで運を使い果たしたかな、、」
とひねくれ爺の私はつい余計なことを口走ってしまった。ところが、女店員さんはすかさずこう応じてくれた。
「そんなことないですよ。これがいいことの始まりですって!」
「そうかあ! そうだね。ありがとう!」
「どういたしまして」