アレロック、タリオン、ガスターD

写真左からアレロック(Allelock, 塩酸オロパタジン, ヒスタミンH1受容体拮抗作用, 協和製薬)、タリオン(Talion, ベシル酸ベポタスチン, ヒスタミンH1受容体拮抗作用, 田辺三菱製薬)、そしてなんとガスターD(Gaster D, ファモチジン, ヒスタミンH2受容体拮抗作用, アステラス製薬)。

皮膚科に再診に行く。ステロイド系のセレスタミンは即効性はあったものの、副作用(眠気、口と喉の渇き、胃のもたれ、便秘、口内炎、喉の痛み等)がひどくて服用を中止した。その頃から風邪の諸症状が出始めて、熱は下がったものの、鼻水や痰のからんだ咳が治まらない。アレロックの服用は続けているが、次第に全身の掻痒が再発した。……。そんな内容の私の報告に頷きながら耳を傾けていた若い女医さんは、副作用に関して細かくメモを取りながら、意外とあっさりと、ステロイド系は止めにすることにして、アレロックはそのままに、新たにタリオンとガスターDを処方してくれた。ガスター胃潰瘍の特効薬だと思い込んでいた私は驚いたが、そもそも抗ヒスタミン薬開発途上で偶然発見されたものらしく、蕁麻疹にも効く場合があるらしい。そこはもう女医さんの判断に賭けるしかない。自分の体質やその時の体調に合った薬(の組み合わせ)を探し出すしかないようだ。初診時の第一印象とはうってかわって、まだ若い、自分の娘くらいに見える女医さんが、なぜか今日は頼もしく思えた。