昨日の冷たい雨はいつしか小さな結晶の雪にかわった。ダウンジャケットに手袋、防寒態勢で散歩に出る。藻岩山は薄らと雪化粧。下界では小雪がはらはらと雪虫のように舞い落ちてくるが、アスファルトの路面に着地した途端にすーっと融けて消える。はらはら、すーっ。日陰の塀の上や植物の上には薄らと雪がまだ残っている。そう言えば、今年は雪虫を一度しか見かけなかった。去年は毎朝視界が真っ白になるほどの雪虫の大群に閉口した時期があった。苅谷さんちの畑にも、サフラン公園に隣接したトウモロコシ畑にもまだ薄らと雪が残っていた。庭の奥で急ピッチで冬囲いをする牧野さんの姿を見かける。サフラン公園でシナノキの果実を撮っていたら、見覚えのある少年たちに出くわす。東屋でカードゲームに没頭しているところを何度も見かけ、レンズを向けたこともある。「学校は休みか？」「えーと、学習発表会で」「ああ、学年別にやるあれね。もう一人はどうした？」「あいつ、泣き虫なんで、誘わなかった」「そうか。ちょっと可哀想だな。今度は誘ってやれよ」「可哀想？ うーん、だってべえべえうるさいんだもん」「それでもな、誘ってやれ」と言い残した。
アメリカオニアザミ（亜米利加鬼薊, Bull thistle or Scottish thistle, Cirsium vulgare Tenore）
ムラサキシキブ（紫式部, Japanese Beautyberry, Callicarpa japonica）
紅葉の落ち葉
キク（菊, Garden mum or Chrysanthemum, Chrysanthemum morifolium）
ダリア（天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata）
クジャクソウ（孔雀草, Aster hybridus）
ダリア（天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata）
シナノキ（科の木, Japanese Linden, Tilia japonica）の果実と葉柄
愉快な小学生たち
トウモロコシ畑
シラカバ（白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica）
塀の上
