フラワーアーティスト、ダニエル・オスト（Daniel Ost, 1955 in Sint-Niklaas, Belgium）は、花師、栗崎昇（くりさきのぼる、1937年生まれ）の弟子筋に当たる。一週間前に新聞（‘The Ashahi Shimbun GLOBE’）で大きく取りあげられていた。建築家の隈研吾はオストの作品について「植物が死にゆく状態を含めてデザインしている」と評したらしい。実際にこの目で見たいものだ。オストは庭園のデザインも手がけていることを知り、昨年夏に出会ったパトリック・ブラン（Patrick Blanc）の「垂直庭園（Vertical Garden）」のことが頭の片隅に浮んだ。花は、植物は、人間の文明や文化や芸の道具として存在しているわけではないのはもちろん、むしろそれらを破壊さえする力を秘めた存在である。そこに向き合ったときに何ができるかが本当は問われている、などとまた変なことを考え始めていた、、。
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