スペインのカランダ


A Visit to Calanda, Birthplace of Luis Buñuel from Jonas Mekas' Diary, November 16, 2011


ジョナス・メカスは10月23日にルイス・ブニュエルLuis Buñuel, 1900–1983)の生地であるスペインのアラゴン州テルエル県にあるカランダの町を訪れ、ルイス・ブニュエル縁の教会やバルに立ち寄った。そのときの様子を撮影したビデオが11月16日の日記に上げられている。その旅に同行した、息子のセバスチャン・メカス、ベン・ノースオーバー(Benn Northover)ジュセッペ・ゼヴォラ(Giuseppe Zevola)の姿も見える。


ところで、ルイス・ブニュエルの息子フアン・ブニュエルJuan Luis Buñuel, 1934–)監督の処女作はまだ観ぬその名も『カランダ』(Calanda, 1968)である。それから40年後に彼はカランダのドキュメンタリーを監督・製作した。その名も『40年後のカランダ』(Calanda. 40 años después, 2008)。



カランダは桃と太鼓(太鼓祭)の町だと聞いたことがあるが、ドキュメンタリーの前半で男たちが桃の木を世話する様子、そして後半で聖週間(semana santa)に行われる数えきれないほどの老若男女が太鼓(tambores)を一日中打ち鳴らし続け、町中が大音響に包まれ続ける、凄まじい迫力の行事が見られる。