ジョナス・メカスによる365日映画、11月25日、329日目。
Day 329: Jonas Mekas
Sunday, November 25th, 2007
5:43 min.
ベン・ノースオーバー(Benn Northover, 1980-)がキャサリンという名の若い娘と手拍子遊びをしている。場所は明るい店内のレストラン。雰囲気は今まで登場した中ではクレムカフェ(Cremcaffe)に近い印象を受けた。違うかもしれない。大きなテーブルを10人以上のメカス一行が囲む。みんなアンソロジーのスタッフ、関係者のようだ。名を知らぬ人がほとんどだが、そのなかにセバスチャンとジュセッペ・ゼヴォラ(Giuseppe Zevola, 1952-)の顔が見える。
メカスは手拍子遊びに興じるベンとキャサリンの様子、表情を撮り続ける。メカスは何を思うのか。若さ?生の重力に抗する恩寵?楽園の一瞬?
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日本でもよく知られるこの二人でリズムに乗って手を合わせる世界的な遊びは、日本では普通は「手拍子遊び」とは呼ばずに、合わせる歌の題名、例えば「ミカンの花」や「アルプス一万尺」などと呼ぶようだ。有名なブリューゲル(Pieter Bruegel, 1525/30 - 1569)の「子供の遊戯」(1560年頃、→ 画像)にも登場するらしい(Children's Traditional Hand-clapping Games)が、確認できなかった。下の「トレース図像」でも確認できなかった。
*1:This image is in the public domain.