2008-02-15から1日間の記事一覧

書体Thunderbirdに先住民の記憶が

2004年6月1日、私たちは死の谷(Death Valley)巡礼を無事に終えて、レイク・タホ(Lake Tahoe)経由で帰路についた。途中、ブリッジポート(Bridgeport)という小さな町のこんな可愛らしいお店Pop's Galleyで昼食にした。 ちなみに、イカリングフライを中心…

シメ(Hawfinch)、三度目

突然、頭上の電線に野鳥が飛来して止まった。今季三度目のシメ(蝋嘴、Hawfinch, Coccothraustes coccothraustes)の雌(♀)との出逢い。いつも独りだ。こちらにはっきりと気づいているが、ほぼ真下からカメラを向けても逃げない。小型のコガラ、ゴジュウカ…

ヒラギノ書体の由来と動向:知の考古学

書体や活字など、文字そのものへの関心は、知識や情報のいわば「下部構造」、「無意識」への関心から発しているようだ。文字の造形には、朗文堂の片塩二郎氏のいう「タイポグラフィ」、すなわちリテラシーを含めた「知の領域」の幾多の層が畳み込まれていて…