渡り鳥を見たいなあと思いながら歩いていたら、七、八羽の野鳥の小群が頭上を掠め原生林から住宅街の方に飛び去った。そのうちの二羽が民家の庭木にとまった。と思ったら、再び、原生林に舞い戻った。曇り空の下、しかも距離があって特徴、特に色を識別する…
asin:4043417012 記憶というものを、私たちはなめてかかっていると思う。五十年前とは、かなり多くの人びとにとって、昨日なのだ。(辺見庸「ある日あの記憶を殺しに」、『もの食う人びと』角川文庫、1994年、335頁) 人生が特異な時間の経過であり、掛け替…
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