写真家

追悼

中平卓馬(なかひらたくま, 1938年7月6日–2015年9月1日)

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黙祷

写真家の井上博道さん死去(朝日新聞デジタル、12月12日) 関連エントリー 写真家井上博道さんのトンネル内事故(2012年10月08日)

写真家井上博道さんのトンネル内事故

今朝、写真家の井上博道さんがトンネル内で倒れていたところを発見されたという新聞記事を読んで大きな衝撃を受けた。ギリシャの映画監督アンゲロプロスのトンネル内事故死を連想しないわけにはいかなかった。上の短い記事ではトンネル内にいた理由は不明で…

記憶の彼方からやって来るもの

トオイと正人 船が目の前を横切るたびに、桟橋からたらした足に生温かい水が押し寄せては引き、繰り返し来る波の、優しいとさえ思えるその波が足を濡らし、風がなめるようにすりぬけていった。これが<チャオプラヤ河>で、中学の地理で習った、<メナム河>…

ヨゼフ・スデク(Josef Sudek, 1896–1976)

Žít Svůj Život, 1963 Labyrint v ateliéru Josefa Sudka, ČTK 1960 参照 Recenze DVD: Josef Sudek(Nostalghia.cz)

写真家と詩人の地名論

地名論―Genius loci,Tokyo 写真が空間を写し、固定する道具であり、時間を止め、同時にその流れをすくい取る道具であり、さらには空間と時間の裏側に潜み、移ろっているものまで写し取る道具であることを、高梨豊が教えてくれる。時間と空間の後ろ側に流れる…

眼の奥のフィルム:写真家楮佐古晶章の場合

人間の「表情」は複雑で雄弁だ。そこに全てが現れると言っても過言ではないかもしれない。 サンパウロ在住の写真家楮佐古(かじさこ)さんがアウグスタ通りで一人の路上生活者らしき黒人のおじさんの異様な表情に遭遇した時のことを書いた日記が非常に面白か…

決定的瞬間

私がまだ自我形成はるか以前、生後八ヶ月の頃の話。1958年4月、雑誌「LIFE」からガソリン代をせしめたジャック・ケルアックが、ロバート・フランクを伴い、ニューヨークからフロリダへとロング・ドライブの旅に出た。新しい生の感覚を言語を通じて切り拓きつ…

メキシコの写真家ブラーヴォそしてガルドゥーニョ

Manuel Alvarez Bravo "Los Agachados" c.1932-1934 Flor Garduño "Venus Terrae" 2001 恐ろしいタイミングで、下川さん(id:Emmaus)が「メメント・モリ(死を想え)」なメキシコの写真家二人の名前を出してくれた(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090…