Google Trends

5/16のWBSでも取り上げられたグーグルの新しいサービスGoogle Trendsは、検索キーワードに対する国別、地域別言語別検索数や推移を調べることができる。また、複数のキーワードをカンマで区切って検索するとそれらを比較することもできる。試みに、日本語で「坂本龍一,小泉純一郎」を検索にかけると、昨年の選挙時を除いて、坂本龍一の方が圧倒的に検索数は多いことが分かる。このようなサービスが可能になる背景には、グーグルの検索サービスを利用した不特定多数無限大の人々の「関心」の指標となる膨大な情報がネットの「あちら側」のグーグル情報発電所に蓄積され続けているという事実がある。したがって、これを単にもう一つのマーケティング・ツールとしてだけ受容していたのでは、永遠にグーグルの掌の上で踊ることしかできない。ただ、他方では、人々の関心の広がりと推移を客観的に知ることを通じて、社会的に無力感を感じている人たちが、そこに何か希望につながる要素を見いだす可能性はある。先ずはとにかくお試しあれ。

http://www.google.com/trends

ちなみに、グーグルでは新サービスがこれでもかという勢いで追加されている。日本語版グーグルからは、moreを選択して、「Google Labs (英語) 」に飛ぶと、そこにはとうてい日本語化の追いつかない数々のサービスが並んでいて壮観だ。今日の時点ではなぜかGoogle Trendsは姿を消した。ので、上記のURLから入ってみてください。