昨年11月15日にSmartCalendarの開発をめぐって、発案者であり仕様書を作成した美崎薫さんとWindows版SmartCalendar(N)の開発者である中村聡史さんとやりとりがあった。
数日前に、その中村聡史さんが、フォークソノミーを活用した次世代検索サービスの開発に鋭意勤しんでいることを知った。「次世代」とは簡単に言えば「Googleを前提に、その先」という意味である。中村さんは、私が日々Google検索の際に行っている煩雑な手作業をほぼ自動化するようなサービスを開発中である。
DBWeb 2007講演レポート「次世代検索はグーグルの上に構築(@IT, 2007/11/27)
中村聡史さんはすでにrerank.jpという「ユーザーがランキングを動的に変えられる検索サービスのプロトタイプ」を公開している。中村さん自身の言葉ではrerank.jpを利用することは「検索結果のなかを自由に歩いているようなもの」である。従来の検索結果の「不自由」をどこまで「自由」にできるかという課題に挑む興味深い開発である。
もうひとつ、中村さんは「内容タグ」のみならず「印象タグ」を生かすことによって、「コンテンツ自体に含まれていない語彙で検索結果をフィルタ」できるSBSearchというサービスも開発中であるという。「150〜200位のページを手軽に上位に上げられる」ことが売りである。試してみたい。