雪の精の影?


札幌、晴れ。暖かい。ときおり藻岩山から吹き下ろす北風が少し冷たい。

雲に目が行く。薄い雲ばかりだが、方角によって様子はまるで違う。

原生林を南から北にさーっとスキャンするように見ていて、目が引っかかったのは枝振りがちょっと踊っているように見えた二本の樹だった。何十年という時間をかけたダンス。

エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)の枝先で揺れ動く枯葉を撮ったら、正六角形の白い影が写り込んでいた。でも雪は降っていなかたし、レンズに雪は付着していなかった。どういう光学的効果だろう。雪の結晶、精(スピリット)の影?

古い空き家の外付けの煙突の下方こんな扉が付いていた。多分煤(すす)掃除のための穴だろう。「三号」と読める。