小さな紙風船のような蕾はネギの一種か

札幌、曇り。暑いほどではないが、蒸していた。

藻岩山。

きれいにトリミングされたような黄色い花が目をひいた。葉の形からは、バラ科(Rosaceae)ではなく、キク科(Asteraceae)に思えたが、同定できていない。

黄色いフジ(Wisteria floribunda)を初めて見た。今までなぜ目に入らなかったのか不思議だ。

畑と花壇が同居している一角に、こんな小さな紙風船を連想させる可愛らしい「蕾」を見た。茎は細いネギのように見えた。未同定。

トウモロコシは一日でまた伸びた。丈15センチくらいか。驚くべき生長力だ。

生垣から顔を出すクレマチス(Clematis)。昨日より綺麗に撮れた。花の数が増えていた。クレマチスは蔓(つる)性多年草だが、蔓は生垣本体の葉に隠れて見えない。テッセン(鉄線)、カザグルマ(風車)という別名もあるようだが、その用法は必ずしも明らかではない。一説によれば、私が見たような8枚ものはカザグルマで、6枚ものがテッセン。両者の総称がクレマチスだというし、別の説では、クレマチスキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草のうちで、花が大きく観賞価値の高いものを呼ぶ園芸用の名称で、テッセン(鉄線)およびカザグルマ(風車)はクレマチスの品種の一つだが、クレマチス全体を指して テッセンやカザグルマの名が使われることもある。それくらい「融通が利く」命名のようだ。ちなみに、学名(属名)でもある「クレマチス(Clematis)」はギリシャ語の clema(巻き上げ、つる)が語源である。また、クレマチスは「蔓性植物の女王」と呼ばれていること、色彩と花姿は「日本人好み」らしいこと、さらに、「初夏」の合図であるらしいことなどを、初めて知った。