花菖蒲、花葵、西洋酸塊、唐茱萸

札幌、曇り。

雨上がりの朝、藻岩山は霞んでいた。

あるお宅の庭を囲う石垣の石ひとつを包みこむように生長したラベンダー(Lavender, Lavandula angustifolia)が通りに飛び出していて目をひいた。

雨に濡れた花弁が美しい。ハナショウブ(花菖蒲)だと思う。「いずれがアヤメ?カキツバタ?」を参考にした。

コンクリートアスファルトの隙間から生えていた花の形もつき方も特徴的な草。未同定。

復路、振り返ると藻岩山を被っていた霞は消えかかっていた。

こういうのは何を手がかりに検索したらいいのか。葉は厚く固そうで縁が鋸状などと特徴を言葉にできるが、花はどう言葉にしたらいいのか、お手上げ。未同定。

セイヨウスグリ(西洋酸塊, グーズベリー, gooseberry, Ribes grossularia L.)の実が少し大きくなっていた。

トウグミ(唐茱萸, Elaeagnus multiflora var. hortensis)が熟してきた。美味しそうだ。

26日に未同定と記録したこの草の花はハナアオイ(花葵, Lavatera trimestris)だった。