六羽のムクドリ、町内に踊る活字たち


雪に埋もれた空き地の垣根の杭。

ハシブトガラス(Jungle Crow, Corvus macrorhynchus)。冬らしく、ポヨポヨと柔らかい羽毛が見える。

原生林のケヤキ(欅, Zelkova tree, Zelkova serrata)で小型の太った野鳥の小集団が休んでいた。数えたら六羽だった。先日見かけたコムクドリ2008-01-27)かと思ったが、どこかかすかに違う印象があった。

『フィールドガイド日本の野鳥』(asin:4931150411)などでよく調べてみたら、

ムクドリとコムクドリの比較*1

ムクドリ(椋鳥, White-cheeked starling or Gray starling, Sturnus cineraceus)だった。全体の印象は極めてよく似ているが、決め手は嘴も脚も橙色のところだった。コムクドリは嘴も脚も黒っぽい。

町内に踊る活字を拾ってみた。「規格外」のものも含めて、目にしたすべての書体(typeface)の名称や由来をパッとはまだ言えない。昨日紹介した嘉瑞工房(かずいこうぼう)に深い縁のある欧文書体設計士(Type Designer)の小林章氏プロフィール、ブログ「小林章のドイツ日記」)が、『デザインの現場asin:B0012ORI4O)に連載中の「フォント演出入門」でお手本を示しているように、フォント自体が密かに物語る意味を的確につかめるようになりたいものだ。

独り雪だるま祭り、二日目。かなり傾いていた体型を全体的に整え、歪んでいた頭もちょっと整形してヘアースタイルも変えた。カミさんは呆れ果てている。

風太郎は楽しんでいる。

*1:『フィールドガイド日本の野鳥』295頁。