もしシダがカラフルだったなら

日本ではほとんど「山菜」というカテゴリーのなかにひっそりと存在するに過ぎないように思われるシダ植物(Fern)を見るたびに、私は記憶のどこかがくすぐられるような妙な感覚を覚える。そもそも「羊の歯」のような、鳥の羽のようなプリミティブな造形に惹かれる。そしてよく思う。もし、シダたちが緑だけじゃなくて、もっと色んな色を身にまとうことができたら、人間たちがシダ植物を見る目もがらりと変わるだろうな、と。試しに、今朝撮ったシシガシラ(獅子頭, Blechnum nipponicum (Kunze) Makino)の写真に色の手を加えてみた。




んー。大胆さに欠けるか。