ヒメリンゴ、スベリヒユ、ヘラオオバコ

札幌、曇り。強風。涼しい。そう言えば、昨夜、サンフランシスコの坂道でSJCやってるらしい近藤さん(id:CUSCUS)から「涼しいよ」というメッセージが届いたのだった。湿って重たい風に吹かれてちょっと肌寒い思いをするのも気持ちがいい。空は荒れそうだ。藻岩山の頂上は雲に隠れていた(→ Mt. Moiwa, July 17th, 2008)。

原生林内の管理人さん宅横のヒメリンゴ(姫林檎, Chinese crab apple, Malus prunifolia/Malus×cerasifera)がフェンスから通りに少しだけ枝を張り出している。今年も沢山の実をつけた。

アスファルトの亀裂から生える雑草。昨日、通りのど真ん中の円形の凹みに生えていたのはこれと同じスベリヒユ(滑莧, Pigweed, Portulaca oleracea)だった。id:mmpoloさんが知らせてくれた。有り難い。また、山形県では「ひょう」と呼ばれ食されること、さらには、ああいうスポットを「坪庭」と見立てる粋な人たちがいるという大変貴重な情報をid:kinaさんが寄せてくれた。嬉しい。明日から私は「坪庭、坪庭」と呟きながら散歩しそうだ。ちなみに、スベリヒユプリニウスの『博物誌』にも記載があるらしいが、確認はとれていない。

これは、葉だけ残ったヘラオオバコ(篦大葉子, Plantago anceolata)。かなり踏みつけられている。ヘラオオバコは、オオバコ(大葉子, Plantago asiatica)と違って、踏みつけにはあまり強くないらしい。