島と本をつなげて

昔、札幌で会ったことがある映像作家の金子遊さん(id:johnfante)が、チェーホフの「音」、ソクーロフの「島」について書いているのを読んで懐かしくなった。

ル・クレジオの『歌の祭り』を持って豊平川の河原に行ったり、保苅実の『ラディカル・オーラル・ヒストリー』を持って真駒内川に行ったりするのは、本からコエやオトが聞こえるような本当に「静かな場所」、空間、シマを求めての移動、ささやかな旅なのかもしれないと思った。他方で、ブログもまた、シマである、と。