旅の報告9:網走郷土博物館でオホーツクのヴィーナスを見る







網走郷土博物館で、やっとあのオホーツクのヴィーナス(モヨロ貝塚のヴィーナス)を見ることができた。山口昌男が中学生の頃居候していたという赤いドームの展望室が目をひく網走郷土博物館の洋風建築はフランク・ロイド・ライトFrank Lloyd Wright, 1867–1959)に師事した田上義也(たのうえ よしや, 1899–1991)による設計で、昭和11(1936)年に完成した。 展示室の緩やかな勾配天井、一階と二階をつなぐ階段の踊り場のダビデの星六芒星)を彷彿とさせる星形(八芒星)のステンドグラス、そしてドームに流れるようにつながる螺旋階段の曲線など、細部のデザインに趣向が凝らされているところが非常に印象に残った。


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