札幌へ

手帳から

2月6日(日曜日)午後4時を少し回った頃に最後の仕事を終えて駅に向かう。札幌に帰る電車は、帯広駅午後5時44分発「スーパーおおぞら12号」。駅員によれば、釧路始発のその電車が帯広駅に到着するのは1分前だという。スーパーおおぞら12号を待つ間、駅南口界隈を歩く。冷たい夕風が身に滲みる。駅南口に隣接する「ホテル日航ノースランド帯広」1階のラウンジ「オーロラ」に入り、窓際の席に座り、エスプレッソを注文し、一息つく。窓越しに駅南口のファサード、長崎屋、知らないホテルの建物二棟が見える。背後からは男二人が保険契約の話をしているのがはっきりと聞こえてくる。終身保険がん保険、、。外が暗くなるにつれて、外の建物の照明と駅南口へのアプローチの街灯の明かりが目立つようになり、ホテル内の照明もしだいにはっきりと窓に映るようになった。窓が鏡に近づいていくのを眺めているうちに、帯広を去る時刻が迫ってきた。さて、行くとするか。