現状認識のために

びっくりしたんですけれど、一昨日、安全を監視する総監督である経済産業省原子力安全・保安院の現地の監視員が全部逃げたんですね。福島県庁に逃げてしまったそうです*1。こういう無責任な人間たちが原子炉を管理しているかと思うと、本当に寒気がしますし、原子力安全委員会がまったく皆さんの前に、マスコミに出てきていませんでしょう? これは信じられないことですね。彼らがこの事故の一番の安全の責任者なんですけれど、彼らも出て来ないですね。テレビに出てくるのは、この事故の責任者である原子力推進の人間ばかりが出てきて、とくにNHKがひどいんですけれど、住民の被曝をさせるようなことを平気でべらべらしゃべっている。今こんな状態ですので、非常に心配が続いているところです。…

「予言されていた“原発震災” 広瀬隆氏インタビュー」(videonews.com, 2011年03月20日)から

*1:政府は、原子力安全・保安院の職員らを福島第一原発からおよそ5キロのところにある「オフサイトセンター」で待機させていたが、15日午前、第一原発からおよそ50キロ離れた郡山市まで退避させた。保安院は、福島第一原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。毎日新聞3月17日(木)