The Hungarian film director Tarr Béla, 2010.Budapest, photo:Marton Perlaki
1955年ハンガリー生まれの映画監督タル・ベーラ(Tarr Béla)が「最後の作品」と公言した新作『ニーチェの馬』(A torinói ló / The Turin Horse, 2011)が2月11日シアター・イメージフォーラムを皮切りに全国で順次公開される。若い頃哲学者になりたいという希望を国家権力によって断たれ、映画作りに身を投じたタル・ベーラは「最後の作品」に並々ならぬ思いを籠めたようだ。
ところで、断片的にとは言え、YouTubeで彼の代表作の殆どに触れることができる(中には全編もあるが)。メモ代わりにそれらを年代順作品毎に並べてみる。
- Családi tűzfészek / Family Nest (1979)
- Panelkapcsolat / The Prefab People (1982)
- Őszi almanach / Autumn Almanac (1985)
- Kárhozat / Damnation (1988)
- Sátántangó / Satan's Tango (1994)
- Werckmeister harmóniák / Werckmeister Harmonies (2000)
- Visions of Europe (2004)
- A londoni férfi / The Man from London (2007)
- A torinói ló / The Turin Horse (2011)
参照
- 荒木啓子「タル・ベーラという名前」(PFFディレクターBLOG, 2011年9月2日)
- ニーチェ発狂の逸話から着想、タル・ベーラ監督最後の作品『ニーチェの馬』(CINRA.NET, 2011年11月9日)
- 『ニーチェの馬』の鬼才タル・ベーラ監督、今の米映画業界にもの申す!(MovieWalker, 2011年11月22日)
- 長谷川亮「“ハンガリーの至宝”タル・ベーラ監督来日! 引退宣言の理由と今後は?」(Yahoo!ニュース, 2011年11月22日)
- 監督としては最後の作品「ニーチェの馬」タル・ベーラ監督来日記者会見(CINEMAランキング通信, 011年11月22日)
- ハンガリーの巨匠タル・ベーラ監督が8年ぶりの来日、監督業を勇退“最後の作品”を語る(ORICON STYLE, 2011年11月23日)
- 巨匠タル・ベーラ監督が来日 最後の作品、映画界への思いを語る(映画,com, 2011年11月23日)
- 立田敦子「タル・ベーラ監督来日」(ELLE, 2011年11月23日)
- 「ニーチェの馬」鬼才タル・ベーラ監督が最後に選んだテーマとは?(TOKYO FILMeX, 2011年11月23日)
- 花房佳代「『ニーチェの馬』タル・ベーラ監督Q&A」(TOKYO FILMeX , 2011年11月24日)
- ニーチェの馬(2011/タル・ベーラ)(imaginary possibilities, 2011年11月28)