落書きアーティスト、ジム・ジョーの素描


Meeting Jim Joe, Jonas Mekas' Diary, February 23, 2012


ジョナス・メカスの2月23日の日記にニューヨークの落書きアーティスト、ジム・ジョー(Jim Joe)の手がいきなり登場する。混み合って賑やかな薄暗いバー、たぶんゼブロンZebulon)の店内で、テーブル席のメカスの目の前で右隣に座ったジム・ジョーの右手に握られたペンが、バナナ、メカスらしき人物、幾何学模様、卓上のボトルとグラス、見知らぬ顔(自画像?)などを手帳や紙ナプキンに素早く次々と休みなく描いていく。下手上手(へたうま)と言うのだろうか、味のある素描(rough sketches)である。メカスのカメラはそのペン先から生まれる線を捉え続ける。楽しそうな雰囲気だ。


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