「一寸先を読む」

私にはとてもフォロー、カバーし切れない種類と数のウェブ・アプリケーション(オンライン・ソフト)を日本語で手際よく紹介しているブログがある。
「一寸先を読む--WEBの未来--」http://d.hatena.ne.jp/husigi/
最新の紹介はあのオンライン・ワープロWritely。Google Writelyになってようやく登録受付が再開されたこと、その使い勝手について簡潔に分かり易く報告している。
また、上手にカテゴライズされた中から、例えば「オンラインオフィス」に分類されたものをチェックしていたら、あのインドに拠点を置くZohoのシリーズに、すでにZoho Showというオンライン・プレゼンテーションが追加されていたことを知った。
http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060625
さらに、Zohoを追撃するかのようなgOFFICEというオンライン・オフィスソフトも紹介されている。
http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060708
他にもたくさんの興味深いモノが要領よく紹介されている。
そして貴重な情報源へのリンクもあって、そちらも覗いてみたが、すでに公開されているオンライン・ソフトの種類と数の多さに気が遠くなった。例えば、
Web 2.0 Directory」 http://www.econsultant.com/web2/
「Micro Persuation」 http://www.micropersuasion.com/
「Sacred Cow Dung: All Thing Web 2.0 - "THE LIST" 」 http://www.sacredcowdung.com/archives/2006/03/all_things_web.html
これは、やはり「一寸先を読む--WEBの未来--」の存在理由は大きいと痛感した。
それにしても、いよいよパソコンはブラウザという限りなく軽く薄い「窓」にどんどん近づいている、ことを実感する。否応なく、「情報」の重心はネットの「あちら側」に移りつつある。梅田さんが『ウェブ進化論』で示唆した「情報技術革命ではなく、情報そのものの革命」ということの実態の一端が、基本的に無料のオンライン・ソフト群の爆発的進化に窺うことができる。私たちは私たち自身を含めた情報という妖怪をどう扱うべきか、という未曾有の問題の前に立たされているような気がする。