アオサギGrey Heronに出会う

札幌、晴れ。今年初めて暑い、と感じる。風も温く、微かに甘い香りがした気がした。

残雪がどんどん解けてゆく。


原生林の奥の木に巨大な白っぽい鳥がいた。へー、と驚いた。サギだった。一羽だけ。こんな場所で見るとは思いも寄らなかった。帰宅後すぐに『フィールドガイド日本の野鳥』で調べたら、国内最大のアオサギ(蒼鷺、Grey Heron)と同定できた。体長93cm、翼長160cmとある。飛ぶ姿を見たかった。「額の両側から目の上を通り後頭でつながる黒色帯があり、後頭の羽毛は冠羽になる」(114頁)。クールなヘアー・スタイルだ。進化の不思議を感じる。「アオ」は古語で灰色を意味する。

道端に見知らぬ花を発見する。すぐ分かりそうだと思って、『北海道の植物』(北海道新聞社)や「種類で探す花図鑑3」で調べたが、意外にも同定できず。

藻岩山のゲレンデのブッシュは昨日よりもさらに広がった。

トウモロコシ畑隅のルリカラクサ(通称オオイヌノフグリ)は、花びらの色が少しずつ濃くなっている。

聞いたことのない短い鳴き声の主を探したら、電線にヒヨドリくらいのサイズで尾は短い野鳥がとまっていた。逆光で色や斑は識別できない。大型のツグミ系だと推測するが、同定できない。

近所にある桜の木の芽はこんな状態。大分膨らんできた。