大晦日の夕方、イタンキ漁港(「イタンキ漁港 - 室蘭海上保安部 MICS」)とイタンキ浜(「イタンキ浜 - Wikipedia」)を見に行った。近くまで車で行って、ちょっと散歩した。暴風に煽られ、何度もよろめいた。気温は氷点下ではなかったが、冷たい風に体温が一気に奪われる。五分と外にいられず、写真を撮っては、車に戻って暖をとる、を繰り返した。漁港ではカモメの一家に出会った。親鳥が幼鳥に飛行指南中だった。親鳥は海面すれすれに飛ぶ手本を示した後、幼鳥が頼りなげに飛ぶのを見守っていた。そんな風に見えた。イタンキ浜では、四人の命知らずのサーファーを見かけた。イタンキ浜は北海道のサーフィンのメッカのひとつであり、私の知るサーファーたちも冬でも平気で海に入ると聞いてはいたが、実際にこの目で見たときには、寒さのせいもあって、最初は正気の沙汰とは思えなかった。見ているだけで、身が凍る思いがした。しかし、見ているうちに、それなりの装備と工夫をすれば、海中は案外寒くないんだろうなあと思えてきた。いつか、、。