2004年の颱風の傷跡、銀杏

札幌、曇り。颱風が通過したとは感じられなかった一夜だった。私が家を留守にした2004年には北海道でも颱風による大きな被害があった。裏山の土砂崩れの危険と停電のため、妻と翌日に定期試験を控えた娘は近くのホテルに非難した。そのとき私は電話で「大変だなあ」とか言いながら、カリフォルニアの空の下で暢気にしていた。あなたがいると颱風は避けて通るのよ、と妻は不満気に言った。そうかもしれない、とちょっと思った。

これは原生林の折れたサワグルミ(沢胡桃, Japanese Wingnut, Pterocarya rhoifolia)の樹。たぶん2004年の颱風の傷跡。左からニセアカシア(Locust tree, False acacia, Black locust, Robinia pseudoacacia L.)が被っている。

藻岩山はしっとりとして見えた。

たんぽぽ公園のイチョウ(銀杏, Ginkgo, Ginkgo biloba L. )を見上げた。

実(銀杏)をたくさんつけていることに今朝はじめて気づく。