ジョナス・メカスによる365日映画、11月12日、316日目。
Day 316: Jonas Mekas
Monday, November 12th, 2007
4:52 min.
Vytautas Landsbergis,
who made Gorbachev
blink, plays piano
etudes by Ciurlionis.
Vilnius.
ゴルバチョフを相手にしなかった
ヴィタウタス・ランズベルギスが
チュルリョーニスのピアノ曲を弾く。
ヴィリニュスにて。
いち早くソ連邦から独立したリトアニアの立役者(政治家)であり音楽家、学者、フルクサスのメンバーでもあるヴィタウタス・ランズベルギス。大柄な体を折るようにしてピアノに向かい、チュルリョーニスのピアノ曲を集中して淡々と弾く。ジョナス・メカス映像芸術センター創設を祝うパーティーの一幕のようだ。ヴィタウタス・ランズベルギスその人の経歴については、ウィキペディア(日本語、英語)で大体のことが知れる。音楽家、学者としての経歴に関してはBiography of Vytautas LANDSBERGISが詳しい。
チュルリョーニスといえば、日本で一番信頼のおける紹介者『知られざる佳曲』の「くま」さんことunknownmelodiesさんの話を聞き、くまさん作製のMIDIを聴くのがよい。
- 2005年08月29日「チュルリョーニス/夜想曲 嬰へ短調 Op.4-1 (VL178)」, MIDI
- 2005年08月30日「試聴したい!試聴するには?」
- 2005年10月21日「スタンチンスキー/5つの前奏曲(1907)」
- 2006年08月04日「Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号」
- 2006年08月31日「追悼:ニコラウス・ラフゼン(チュルリョーニス作品全集の録音者)」
- 2007年02月28日「MIDI:チュルリョーニス/夜想曲 嬰ハ短調 Op.6-2(VL183)」, MIDI
- 2007年10月08日「継承――チュルリョーニスの曾孫」
- 2007年10月17日「チュルリョーニス/「楽興の時」嬰ヘ短調 VL163」, MIDI
なお、『知られざる佳曲』でも書かれているように、チュルリョーニスのピアノ前奏曲("The Preludes")はメカスの代表作『リトアニアへの旅の追憶』(Reminiscences of a Journey to Lithuania, 1972)で使われた。